IBブログ「IB校に通う学生の現場の声!」国際バカロレアについて知ろう

IB校に通っている自分がここではどのような勉強をするかという概要や課題、授業内容などのもっと具体的なこと、そしてIB校での日々について書いていきます。

DP自慢の取り組み、CASについて解説!

こんにちは、ゆうせいです!

今日はDP独自の取り組みであるCASについて解説していこうと思います。

ゴミ拾いのボランティアのイラスト(女性) | かわいいフリー素材集 いらすとや

CASとは

まず、CASとはCreativity, Activity, Serviceの三つの頭文字を合わせたもので、全てのDP生はこれら三つに関する行動を行わなければなりません。

具体的には、以前説明した国際バカロレア資格を得て卒業する為には「Creativity」項目、「Activity」項目、「Service」項目のどれかに当てはまる行動をそれぞれ50時間分授業外で行わなければなりません。

合計150時間分活動を行わなければいけないという事です。

それぞれの項目を詳しく解説していきます。

 

Creativity (創造性)

こちらの項目ではその名の通り「クリエイティブ」な活動を行うと50時間の内に加算することが出来る様になります。

クリエイティブな活動なら本当に何でも良くて、活動例としては「小説を書く」や「絵を描く」などの分かりやすい物から「妹に勉強を教えてあげる為の授業プランを考える」みたいな物まであります。

 

Activity (活動)

こちらの項目は名称が少し分かりにくいのですが、簡単に説明すると何かしらの運動が「Activity」としてカウントされます。

「近所で軽くジョギング」などが当てはまります。

因みにCASの制約は「授業外である事」なので運動系の部活での活動は全てこれにカウント出来ます。

普段の練習もCASに入ると思えば気が楽になる人もいると思います笑

 

準備運動のイラスト(脚) | かわいいフリー素材集 いらすとや
Service (奉仕)

こちらの項目にはボランティア精神に富んだ活動が当てはまります。

ゴミ拾いなどのボランティア活動は全てServiceに入りますし、学校内で完結する物には「生徒会」、「実行委員」などがあります。

 

これら三つの項目に当てはまる活動をそれぞれ50時間分以上行わなければなりません。


CASの意図

CASにはIB教育の人間性を育てる部分において大きな役割を持っています。

「多様性を重んじ、より人生を豊かにするライフスタイル」を構築する事に大きく寄与しているらしいです。

 

CASの悪い点

「CASっていくらでもこじつけられない?」と思った方々、大正解です。

CASは誤魔化す余地がありまくります。

こじつけ大会と揶揄している先輩もいました。

CASは真面目に取り組もうがノルマだけ適当にこなそうが成績に入らないので、大して力を入れなくても良いと思っているIB生が結構いるんです。

僕自身IB側も明確な意図を持ってCASをプログラムに組み込んでいるので、それを尊重したいと思っている自分とサボりたい自分の二つに挟まれているので、何とか前者の方に気持ちに傾いて欲しいです笑

 

以上、CASについての解説でした。

ありがとうございました。